肌のターンオーバーとは?仕組み・乱れの原因・整え方を徹底解説

肌のターンオーバーとは?仕組み・乱れの原因・整え方を徹底解説

 

ニキビやくすみ、シミ、乾燥など、肌のトラブルに悩まされている方はターンオーバーの乱れが原因かもしれません。様々なトラブルから肌を守るためにも、ターンオーバーを整えましょう。ここでは、肌のターンオーバーの仕組みから乱れの原因、整え方まで詳しく解説いたします。

目次

肌のターンオーバーとは

 

一定のサイクルで皮膚が生まれ変わることを「ターンオーバー」と呼んでいます。私たちの肌は常に新しく生まれ変わっていますが、どのように、どのくらいの期間で生まれ変わっているのでしょうか。まずは、ターンオーバーの仕組みや周期、乱れによる影響を見ていきましょう。

 

・ターンオーバーの仕組み

皮膚は表皮(ひょうひ)・真皮(しんぴ)・皮下組織(ひかそしき)の3層から成り立っており、ターンオーバーは一番外側にある表皮で起こっています。表皮はさらに外側から角層(かくそう)・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層(きていそう)の4層に分かれていて、最も奥にある基底層で新しい細胞がつくられます。この基底層で新たな細胞が生成されると古くからあった細胞が上の層へ押し上げられ、一番上にある角層まで到達すると剥がれ落ちて表皮の細胞が生まれ変わります。これが、ターンオーバーのメカニズムです。

 

・ターンオーバーの周期

ターンオーバーの周期は、一般的に約4週間で起こると言われています。基底層で生まれた細胞が角層に押し上げられるまでの期間が約14日、古い角質が垢やフケとなって剥がれ落ちるまでの期間が約14日、合計で約28日間です。

ただし、この日数は顔の健康な肌を目安としており、部位や年齢、肌の状態によってターンオーバーの周期は異なります。年齢別では20代の健康な人の肌で約28日、40代になると約45日程度かかると言われていて、年齢が高くなるにつれ、ターンオーバーの周期も長くなる傾向にあります。

 

・ターンオーバーの乱れによる肌への影響

ターンオーバーは早くても遅くても、肌に良い影響を与えません。ターンオーバーが早すぎると未熟な細胞が表面に出てきて、肌が乾燥したり、赤みやかゆみ、毛穴詰まりやニキビといったトラブルが起きやすくなったりします。逆にターンオーバーが遅れると肌の表面にある角層が分厚くなって、美容成分が浸透しにくくなったり、メイクのノリが悪くなったりします。

古い角質は新しい角質に比べて黒ずんでいるため、お肌がくすんで見えてしまうことも。ターンオーバーが遅れるとシミの原因となるメラニンも排出されず、色素沈着を起こします。

 

肌のターンオーバーが乱れる原因

 

ターンオーバーが遅れる主な原因といえば加齢ですが、実は年齢に関係なくターンオーバーは乱れます。トラブルのない肌を目指すためにも、加齢以外の主な原因も知っておきましょう。

 

●外的要因

・紫外線や乾燥

紫外線、乾燥、摩擦など、外部からの刺激は肌のターンオーバーを大きく乱す原因です。たとえば、肌が紫外線を浴びるとダメージを修復するためにターンオーバーが早くなります。日焼けをすると肌が乾燥して角質肥厚も起こりやすくなりますし、メラニンが大量につくられてシミやくすみの原因にもなります。

 

・間違ったスキンケア

間違ったスキンケアも、ターンオーバーを乱す一因です。肌にメイクや皮脂の汚れが残っているとターンオーバーが阻害され、本来なら剥がれ落ちるはずの角質が肌に残ってしまいます。不十分な洗顔やクレンジングはくすみや毛穴の黒ずみの原因にもなるため、毎日の洗顔が欠かせません。

一方で、過度な洗顔やピーリングはターンオーバーを早めてしまいます。ターンオーバーが早過ぎると未熟な細胞が肌表面に押し上げられて、バリア機能が低下します。水分も奪われて肌が乾燥しやすくなるので、必要な角質まで落とさないよう注意が必要です。

 

●内的要因

・ストレス

過度な精神的ストレスも、ターンオーバーを乱す原因です。心が強いストレスにさらされると自律神経が乱れ、ターンオーバーが正常に行われなくなります。自律神経が乱れるとホルモンバランスも崩れ、男性ホルモンが増加して皮脂も過剰に分泌されます。

 

・生活習慣の乱れ

ターンオーバーの乱れは、睡眠不足や運動不足、偏った食事など生活習慣の乱れとも切り離せません。肌のターンオーバーに欠かせない成長ホルモンは睡眠中に分泌されますが、睡眠不足が続くと成長ホルモンが減少してターンオーバーのサイクルが乱れます。

運動をあまりしていない人も要注意。運動不足になると筋肉量が低下して、血流が悪くなります。その結果、必要な栄養が肌に行き渡らなくなり、ターンオーバーが乱れやすくなります。偏った食事による栄養不足もターンオーバーを乱すため、バランスの良い食事が不可欠です。

 

・喫煙や飲酒

喫煙と過度な飲酒は血液循環や代謝機能に影響を及ぼすことで、ターンオーバーの乱れにつながります。また、タバコの煙には活性酸素を多く発生させる有害物質が含まれていますが、この有害物質が体内に入ると活性酸素から細胞や組織を守るためにビタミンCが大量に消費されてしまいます。

ビタミンCにはターンオーバーの促進や抗酸化作用、シミ予防、コラーゲン生成などの効果があり、美肌を保つのに欠かせない栄養分です。不足するとターンオーバーが正常に行われなくなって、肌の弾力やツヤ、透明感が失われてしまいます。

 

肌のターンオーバーの整え方

 

ターンオーバーの乱れの原因が特定できたら、スキンケアや生活習慣を改善して健やかな肌を保ちましょう。

 

・UVケア&保湿ケア

紫外線は1年中降り注いでいるので、季節を問わず対策が必要です。帽子や日傘、日焼け止めで肌を紫外線から守りましょう。

ターンオーバーを正常に保つには、保湿ケアも欠かせません。保湿力の高い化粧水で水分を補い、乳液やクリームで蓋をして潤いを逃さないようにしましょう。

 

・スキンケアの改善

間違ったスキンケアを続けてきた方は、スキンケアの改善も不可欠です。毎日のクレンジングと洗顔で、汚れを綺麗に落としましょう。ただし、洗いすぎや熱いお湯、洗浄力が強い洗顔料は必要な皮脂まで奪ってしまいます。顔を洗う時は洗浄力が強すぎない洗顔料をよく泡立ててから肌に乗せ、ゴシゴシこすらず優しく洗うのがポイントです。ぬるま湯で丁寧に泡を落とした後は、タオルで顔を抑えるようにして水分を優しく拭き取ってください。なお、タオルを使う場合は雑菌の繁殖にも注意が必要です。雑菌が気になる方は、タオルの代わりに使い捨てのフェイシャルタオルやティッシュペーパーを使っても良いでしょう。

 

・生活習慣の見直し

ターンオーバーを整えるには、生活習慣の見直しも必要です。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げるので、十分な睡眠時間を確保してください。また、血行不良は正常なターンオーバーの妨げになります。適度な運動で血行を促し、ターンオーバーに必要な栄養を肌に届けましょう。運動は血行を促進する作用があるだけでなく、ストレス発散にも効果的です。

健やかな肌を保ちたければ、食事にも気を配りたいところ。肌の材料となるタンパク質と吸収率を高めるビタミンが不足しないよう栄養バランスのとれた食事を心がけ、暴飲暴食は控えましょう。喫煙や寝る前の飲酒も美肌の大敵です。お肌のためにも、控えることをおすすめします。

 

・美容アイテムの活用

ターンオーバーの正常化には、美容アイテムの活用も効果的です。なかでも、シルクの枕カバーやパジャマは睡眠中の肌を摩擦によるダメージから守ってくれます。人は就寝中に何度も寝返りを打ちますが、顔や体を動かすたびに肌と寝具がこすれてダメージを受けます。シルクは摩擦が起こりづらい素材なので、肌への負担を減らすことが可能です。

すべすべと心地よい肌触りのシルクは、寝返りの邪魔もしません。吸湿性と放湿性も高い素材で、汗をかいてもべたつきません。シルク製の寝具を使えば、快適な睡眠環境が整います。

 

「COCOSILK シルク 枕カバー」はこちら

「COCOSILK シルク パジャマ」はこちら

 

ターンオーバーを整えて若々しい美肌をキープしよう

ターンオーバーの正常化は、美肌づくりの基本です。肌のトラブルに悩まされている方は日々のスキンケアと生活習慣を見直して、ターンオーバーを整えましょう。

 

 

 

ブログに戻る