シルクパジャマの美肌効果とは? デメリットやお手入れ方法もご紹介

シルクパジャマの美肌効果とは? デメリットやお手入れ方法もご紹介

エレガントな光沢に、とろけるような肌ざわり。極上の着心地が叶うシルクパジャマは、素材が持つ性質からさまざまな嬉しい効果が期待できます。

美肌効果も、そのひとつ。シルクパジャマを着ると、お肌が綺麗になるなんて噂を耳にしたことはありませんか?


ここでは、シルクパジャマの美肌効果をはじめ、デメリットやお手入れ方法について詳しくご説明します。

 

目次

 

 

 シルクとはどんな素材?

 

 

ドレスに着物、パジャマに下着と、さまざまな衣料に使われているシルク。そもそもシルクとは、どのような素材なのでしょうか。 

 

 ・蚕の繭からとれる動物繊維

 シルク(絹)とは、蚕の繭から引き出される天然繊維です。そもそも繊維には化学繊維と天然繊維があり、石油などを原料にして人工的に作り出す繊維を化学繊維といい、自然界に存在するものをそのまま使用して作る繊維を天然繊維といいます。

そして、天然繊維はコットン(綿)やリネン(麻)のように主原料が植物の植物繊維と、ウール(羊毛)やカシミヤ(山羊)のように動物から採取される動物繊維の2種類に分けることができます。繭は蚕が吐き出す繊維によって作られているので、繭からとれるシルクも動物繊維の一種です。

 

・自然界唯一の長繊維 

 桑の葉を食べて成長する蚕は外敵から自分の身を守るために、1本の長い糸を吐き出して繭を作ります。1つの繭からとれる糸はなんと1,500mにも及ぶといわれていますが、これほど長くつながった天然繊維はシルクのほかにありません。

 

 ・成分は2つのタンパク質

 繭を構成する繊維のことを繭糸(けんし)といい、繭糸は主に2つのタンパク質からできています。1つは繊維状のフィブロイン、そしてもう1つは糊状のセリシンです。

セリシンには繊維同士をくっつける接着剤のような役割があり、フィブロインを取り囲んで繭を保護しています。繭から取り出したばかりの繭糸はゴワゴワしていて、美しい光沢もありません。独特の風合いや光沢は、繭糸からセリシンを取り除く過程で生まれます。

 

・シルクの発祥は紀元前の中国 

 養蚕の起源は諸説ありますが、今から5000年ほど前の中国で始まったと言われています。その後、西洋へと続く交易路・シルクロードを経て世界中に広まりました。
日本では弥生時代の遺跡から絹が出土したことで、弥生時代には絹の生産が始まっていたと考えられています。エジプトのクレオパトラに中国の楊貴妃も愛用していたというシルクは遥か昔から繊維の女王として君臨し、今でも多くの女性を魅了し続けています。

 

 

 美肌効果抜群!シルクパジャマが肌に良い理由

 

 

 

シルクの優美な光沢は肌を美しく魅せてくれますが、最近では美肌効果を期待してシルクパジャマを使用する人も増えてきました。なぜ、シルクは肌に良いと考えられているのでしょうか。
 

 

・肌に優しい低刺激 

私たち人間の肌は、シルクと同じタンパク質からできています。しかも、シルクは人間の肌のタンパク質構造と非常によく似ていて「第二の肌」ともいわれるほど。両者は親和性が高いことから肌への刺激も少なく、アトピー性皮膚炎の方や化学繊維に弱い方など敏感肌でも安心して着用できる素材です。

 

・ 乾燥しにくい高保湿

 シルクは保湿力が高いので、必要以上に肌の水分を奪いません。シルクのしっとりした肌触りは潤いも補給してくれるから、寝ている間の乾燥肌対策にも役立ちます。
乾燥が進んで潤いが足りなくなると皮がむけてカサカサしたり、白い粉をふいたり。酷くなると痒みや痛みを伴って、水ぶくれができることもあります。そんなトラブルを防ぐためには乾燥肌対策は欠かせませんが、保湿力の高いシルクパジャマならお肌の乾燥も防いでくれるでしょう。

 

・ 美肌効果のある成分

 美肌効果のある成分が繊維に含まれていることも、シルクパジャマが注目を集めている理由の一つです。繭糸はフィブロインとセリシンという2種類のタンパク質からできていますが、繊維状のフィブロインにはグリシン・アラニン・セリン・チロシンなどアミノ酸が多く含まれています。これらのアミノ酸の中には美肌効果をもち、化粧品に配合されている成分もあります。
また、フィブロインを取り囲むセリシンも保湿効果の高い成分です。糊状のセリシンは繊維に残っているとゴワゴワするので、一般的には精錬という工程で取り除かれてしまいます。ただし、現在ではセリシンを残しながら柔軟性を出した加工技術も開発され、繊維にセリシンが残った製品も販売されています。

 

 ・摩擦が少ない繊維

シルクは細くて柔らかい繊維なので、摩擦が少なく、肌への負担も抑えてくれます。ツルっとなめらかな肌触りはお肌がカサつく季節でも引っかかりがなく、ストレスを感じにくいでしょう。
ちなみに、摩擦は肌だけでなく睡眠にも影響を与えます。人は一晩のうちに20回以上の寝返りを打つといわれていますが、寝返りを打てないと体の一部に負担がかかり続けて血行不良の原因に。摩擦が少ないシルクパジャマは寝返りを打ちやすいため、質の良い睡眠に繋がります。 

 

 ・清潔が続く

 高い吸湿性と放湿性をもつシルクは、たくさんかいた汗を素早く吸収してパジャマの外へ逃します。吸湿性は綿の約1.5倍もあるうえに通気性にも優れているから翌朝までサラサラとした着心地が続き、蒸し暑い夜も快適です。
そんなシルクパジャマは蒸れにくく、雑菌が繁殖しにくいという一面も。とくに背中は汗で蒸れやすくニキビもできやすい部位ですが、シルクパジャマなら常に肌を清潔に保てるので、肌トラブルを防ぎたい人にも選ばれています。 

 

 シルクパジャマのメリット

美肌効果が注目されているシルクパジャマですが、それだけが人気の理由ではありません。ほかにも嬉しいメリットがあり、快眠にも繋がる寝具なのです。
 

 

・夏はひんやり、冬はあたたか 

 多孔質構造をしたシルクには小さな穴が空いており、繊維の間に空気をたくさん含むことができます。構造上、外気温がパジャマの中に伝わりにくいので、夏は涼しく、冬はあたたか。体を冷えから守ってくれるシルクパジャマは、夏のエアコン対策にも活躍します。

 

・燃えにくい安心素材 

 シルクは燃えにくく、安全性が高い繊維です。化学繊維は通常、200度前後で燃えてしまいますが、シルクは300度以上の高温でないと燃えません。また、化学繊維は燃えると溶けてしまうため、身体につくと大火傷を負う恐れがあります。シルクは燃えにくいだけでなく溶解もしないので、火傷によるケガの危険性が少なく、安心して着用できます。

 
なお、「寝てるのに疲れが取れない。」「寝つきが悪い。」など、近頃ぐっすり眠れていないという方は睡眠環境に問題があるかもしれません。心地よい眠りを邪魔する原因はいろいろ考えられますが、寝汗・温度・摩擦による問題はシルクパジャマに替えることで解決する可能性があります。布団、マットレス、枕は簡単には交換できないにせよ、パジャマは比較的改善しやすい寝具ですので、睡眠に関する悩みをお持ちの方はまず、パジャマの見直しから始めてみませんか。

 

 

シルクパジャマのデメリット

一見、万能な素材に見えるシルクですが、デメリットがないわけではありません。弱点も理解し、うまく付き合っていくことができれば、より長くシルクパジャマをご利用いただけるでしょう。

 

 

・水に弱く、縮みやすい

シルクには濡れると縮みやすいといったデメリットがあり、長持ちさせるには手洗いが推奨されています。洗濯機で洗える素材と比べてしまうとお手入れが少し面倒に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえばそれほど難しいこともありません。

 

・日光で変色する

タンパク質でできたシルクは紫外線を吸収しやすく、肌への透過を防いでくれます。一方で、黄色に変色するというデメリットも持ち合わせているので、購入時は真っ白だったシルクパジャマも時間が経つにつれて黄色く変色してくることがあります。少しでも黄変を遅らせるには直射日光に長時間当てない、陰干しをするなどの工夫が必要です。

 

・繊維が細く、摩擦に弱い

細い繊維が束になってできているシルクは摩擦に弱く、非常にデリケート。摩擦によって繊維の束がバラバラになると、生地の毛羽立ちも目立ってきます。洗濯機でじゃぶじゃぶ洗ったり、パジャマの上から爪を立てて肌を掻いたりすると生地が傷む原因に。シルクを長持ちさせるにはなるべく摩擦を与えない、たまには生地を休ませるなどして丁寧に扱うことが大切です。

 

・虫食いやカビの心配

シルクの主成分は害虫が好むタンパク質なので、虫食いの被害に遭う可能性があります。カビも発生しやすいため、湿気の多い場所での保管はおすすめできません。定期的に陰干しをしたり、長期間しまっておく場合は防虫剤や乾燥剤を使ったりして虫食いやカビによる被害を防ぎましょう。

 

 

シルクパジャマの正しい洗濯方法

シルクパジャマを良い状態で長くご利用いただくために、正しいお手入れ方法もまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

 

  1. 水またはぬるま湯(30度以下)に中性洗剤もしくはシルク用洗剤を溶かして、洗濯液をつくります。洗剤の量は、パッケージに記載されている量に従ってください。



  2. 布地を裏返しにしてから洗濯液の中に入れ、やさしく振り洗いをします。毛羽立ちや劣化を防ぐためにもゴシゴシ擦らず、短時間で洗い終えるのがポイントです。



  3. 水またはぬるま湯を2~3回交換し、泡が出なくなるまで軽く濯ぎます。濯ぐときも生地が傷まないよう、振り洗いか軽い推し洗いにとどめましょう。



  4. パジャマを洗い終えたら、バスタオルで押さえながら水気を吸い取ります。脱水時も力を入れ ずに、軽く押しながらバスタオルに水分を吸わせます。



  5. お洗濯後はすぐに形を整えて、風通しの良い場所で陰干しをしましょう。変色を防ぐためにも、直射日光には長時間当てないよう十分ご注意ください。




摩擦に弱いシルクパジャマは頻繁にお洗濯すると生地が傷んでしまうため、洗濯頻度は3日に1回くらいがおすすめです。高温でのアイロンがけや、漂白剤の使用お控えください。

 

 

シルクパジャマの選び方

 

シルクパジャマにも、さまざまな種類があります。着心地や寝心地も考えて、自分にぴったりのパジャマを見極めることが大事です。

 

 

・生地の種類から選ぶ

シルクパジャマの素材には、主にシルクサテンとシルクニットの2種類があります。シルクサテンは美しい光沢とスベスベとしたなめらかな肌ざわりが特徴です。通気性が良く、蒸し暑い夏も快適に過ごせるので、汗をかきやすい人にも嬉しい寝具です。美肌効果を期待する方にもおすすめです。
一方、伸縮性のあるシルクニットはストレッチが効いている分、体を動かしやすく感じられるかもしれません。フィット感を求める方や動きやすさにこだわるなら、シルクニットを選んでも良いでしょう。

 

・匁数から選ぶ

シルクパジャマを選ぶ際は、シルクの単位である匁(もんめ)についても知っておくとより心地良いアイテムに出会えます。シルクには生地の重さを表す匁という単位があり、1匁は3.75gです。匁の数が大きくなるほど密度は高くなり、厚みのあるしっかりとした生地になります。パジャマには16匁以上の生地が使われることが多く、軽さとソフトな風合いを楽しみたいなら匁数が少ない生地、耐久性重視なら匁数の高い生地がおすすめです。

 

 

シルクパジャマを買うなら「ココシルク」がおすすめ!

 

COCOSILK公式商品ページへ

ここからは、美肌効果と極上の寝心地を味わってみたい方におすすめのブランド「ココシルク」についてご紹介させていただきます。ココシルクは、シルク100%の生地を使用した幅広い製品を展開するナイトウェアブランドです。リーズナブルに本物のシルクを楽しめるとあって、いま注目を集めています。


そんなココシルクのパジャマといえば、美しい光沢となめらかな肌触りが特徴です。心地よい眠りを追求し、生地には軽くてやわらかい19匁を使用しています。豊富なカラーバリエーションと充実したサイズ展開で、お気に入りの1枚がきっと見つかるはず。


パジャマのデザインには、着脱しやすい「前びらきタイプ」とリラックス感満載の「ワンピースタイプ」があります。前びらきタイプのパンツはゆったりとした履き心地のゴムウェストだから、おなかまわりが苦しくありません。

楽な着心地を叶えるワンピースタイプは締めつけが一切ないので、マタニティパジャマとしても活躍します。


なお、ココシルクからは大人の男性にぴったりなメンズシルクパジャマも登場。上質で高級感のあるシルクパジャマは、ご家族や大切な方への贈り物にも最適です。

 

 

シルクパジャマで睡眠中も美肌ケア

 

モデル着用パジャマ

私たちは人生のおよそ3分の1もの時間を睡眠に費やすといわれていますが、ただ眠っているだけなんてもったいないと思いませんか?

シルクのパジャマは快適な寝心地をもたらすだけでなく、眠っている間も美肌ケアが続きます。

肌にも体にも嬉しい効果満載のシルクを身にまとい、毎日のおやすみタイムを有効に活用していただければと思います。

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