ジメジメシーズンの寝苦しさを撃退!梅雨の湿気対策と快眠グッズ

気温が高くなってくると、寝苦しさを感じる夜が増えませんか?暑さは快眠を妨げますが、ジメッとした湿気も寝苦しさを感じさせる原因のひとつです。
そこで今回は、梅雨の寝苦しさの原因を探るとともに、睡眠時の不快感を軽減する湿気対策と梅雨におすすめの快眠グッズをご紹介します。
目次
梅雨に寝苦しさを感じるのはなぜ?
梅雨の寝苦しさの原因は、湿度の高さによるものです。なぜ湿度が高いと寝苦しく感じるのかというと、体温調節機能のひとつである発汗と深い関係があります。私たちは寝ている間に汗をかいていますが、汗は蒸発する時に体の熱を奪って体温を下げます。
体温は睡眠と密接な関係があり、深部体温(体の内部の体温)が下がると眠気が訪れます。
しかし、湿気が多い環境下では汗がなかなか蒸発せず、体の熱が放出されません。体温調節がうまくいかずに体温が下がらなければ、寝つきも悪くなります。
また、汗がすぐに蒸発しないと、体もベタベタして不快感を覚えます。特に梅雨は湿度が高く汗が蒸発しにくいため、不快感から寝苦しさを感じやすい時期なのです。
寝室の湿度が高いとどうなる?
湿度の高い寝室で寝ていると不快なだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
睡眠の質が低下する
湿気による不快感はスムーズな入眠を妨げるだけでなく、途中で目が覚めたり、眠りが浅くなったりと、睡眠の質にも悪影響を及ぼします。
浅い眠りは脳が活発に動いている状態で、深い眠りは脳が休息している状態です。つまり、眠りが浅いといくら寝てもスッキリ疲れがとれず、集中力や注意力、記憶力も低下。日中の活動パフォーマンスが落ちるだけでなく、心や体の病の引き金になることも。
カビやダニが発生しやすくなる
湿度が高い環境下では、湿気を好むカビやダニの発生リスクも上がります。
布団で繁殖したカビやダニを吸い込むと気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎を引き起こす恐れがあります。くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が続くと睡眠も浅くなりがちです。
梅雨時の快適な睡眠環境のつくり方
湿気が多い季節でも快眠を得るには、湿気を減らす対策が必要です。梅雨でも朝までぐっすり眠れる環境を整えて、寝苦しさを吹き飛ばしましょう。
寝室の湿度を調整する
寝室の湿度が高いと寝苦しさを感じ、寝つきも悪くなりがち。湿度を調節することで、より眠りやすい環境が整います。
一般的に寝室の湿度は、40〜60%が理想的と言われています。湿気の多い梅雨時期は70〜80%を超える日も珍しくありませんが、エアコンの除湿機能や除湿機を使って適切な湿度を保つのがおすすめです。
ちなみに、室温は26〜28℃くらいが理想と言われています。室温だけ下げても湿度が高いと汗が乾きにくいので、湿度とセットで調節することが大切です。
エアコンを長時間使う場合は、風の向きにもご注意ください。蒸し暑い日はエアコンを一晩中つけたまま寝ると快適ですが、冷風が直接あたると体が冷えきってしまいます。
換気をする
寝室に湿気がこもっている時は、窓を開けると手っ取り早く換気することができます。窓は1箇所だけでなく、2箇所開けて空気の通り道をつくると換気の効率がアップ。
ただし、雨が降っている時に窓を開けるとかえって室内の湿度が上がってしまうので、外の湿度が高い日はエアコンの除湿機能や除湿機を使って湿度を下げましょう。
寝具と床の間に空間を設ける
寝具と床が接している状態で寝ていると、空気の通り道が塞がれて湿気が溜まりやすくなります。特に、フローリングに布団を敷いて寝ている人は要注意。フローリングは畳のように湿気を吸ってくれないので、湿気だけでなく、カビも発生しやすくなります。フローリングの上に布団を敷いて寝る場合は、敷布団の下にすのこを敷くなどして湿気を逃しましょう。
布団を天日干しする
ベッドや布団と接している背中部分は熱や湿気がこもりやすく、敷き寝具にも汗が溜まります。汗を吸い込んだ敷布団に湿気が残っているとカビやダニが繁殖するので、梅雨の晴れ間に布団を干して湿気を飛ばしましょう。
天日干しの頻度や時間は素材によって異なりますが、基本的には週1回程度、10〜14時までのうち、2〜3時間が目安です。特に湿気を溜め込みやすい木綿の敷布団に関しては週1〜3回程度、1回につき3〜4時間程度の天日干しが推奨されています。
また、湿度は夕方になるにつれて高くなるため、遅い時間まで布団を干していると、かえって湿気を吸い込んでしまいます。雨が降った日の翌日も湿度が高いため、外干しは控えましょう。梅雨シーズンで晴れる日が少ないときは、布団乾燥機の使用がおすすめです。
シーツや布団カバーはこまめに洗う
シーツ・布団カバー・枕カバーなどのカバー類は、こまめに洗濯して快適な睡眠環境を保ちましょう。
寝具を汚れから守るカバー類は、汗が染みついたまま放置しておくとカビやダニの温床になりかねません。
シーツや布団カバーは週1回程度、顔や頭に直接触れる枕カバーは週1〜2回程度の洗濯頻度が目安です。特に部屋干しが増える梅雨シーズンは洗濯物の乾きが悪くなるので、吸水性が高く、乾きにくい綿(コットン)は避けた方が無難かもしれません。
梅雨に活躍する湿気対策グッズ&快眠グッズ
梅雨の寝苦しさは、寝具で解決できる場合もあります。湿気対策グッズや快眠グッズも積極的に活用して、睡眠トラブルを未然に防ぎましょう。
湿気対策グッズといえば湿気取りマット!
ジメジメとした梅雨の湿気対策には、敷き布団と寝具の間に敷く湿気取りマットの使用がおすすめです。
寝汗などの湿気も吸収してくれる湿気取りマットを使えば、敷布団と床の間に湿気が溜まらず衛生的。カビやダニの発生や、嫌な臭いも抑制します。吸収力の高い珪藻土入りに消臭効果がプラスされた竹炭入り、洗濯機で丸洗いできるパッドタイプなど様々な種類が流通しています。
梅雨の不快感にはシルク寝具の併用を!
汗による蒸れ対策には、シルクの寝具がおすすめです。
シルクは吸湿性と放湿性に優れた素材で、汗をかいても蒸れにくいという性質があります。さらさらすべすべの手触りは、湿気の不快感も忘れさせてくれます。人の肌や髪と同じタンパク質でできた肌に優しい素材だから、敏感肌でも安心して使えます。コットンに比べて乾きも早く、湿度の多い季節も比較的お洗濯しやすい素材です。
シルクの布団カバー
最高級6Aランクのシルクを使用したココシルクの布団カバーは、とろけるような極上の肌触りが身体を優しく包み込んでくれます。高密度で程よく耐久性もある25匁のシルク生地を使用しており、頻繁にお洗濯したい人にぴったり!ファスナー式で着脱しやすく、つけ外しも簡単です。
シルクのボックスシーツ
ベッドで寝ている人には、ココシルクのボックスシーツもおすすめです。
高級感のある25匁のシルク生地を贅沢に使ったシーツで、極上の寝心地を堪能できます。最高級シルクのツルツルとした気持ちの良い肌触りは、睡眠中の動きも邪魔しません。全周にゴムが付いていて、ツルッとした素材でもズレにくい設計です。お洗濯の際のつけ外しも簡単で、寝具を清潔に保てます。
おわりに
ジメジメした梅雨は寝苦しさを感じる夜が増えますが、対策を怠っていると体調不良の原因にもなりかねません。睡眠環境と寝具を見直して質の良い睡眠をとり、梅雨の寝苦しさを吹き飛ばしましょう。