冷えにはシルクがおすすめ!冬を元気に乗り切るための対策
寒さが身に染みる季節は、身体の冷えに悩まされる人が増えてきます。冷えは「万病のもと」という言葉があるように、様々な病を引き起こす恐れがあるのは事実。たかが冷えと甘く見ず、必要な対策を講じて、寒い冬も元気に乗り切りましょう。
目次
冷え症とは?

人が寒さを感じない温度でも手足が冷たい、寒く感じるなどの自覚症状がある方は冷え症が疑われます。冷え症は医学的な病名ではなく、自覚症状のひとつです。気温の低い冬場も気温の高い夏場も起こり得る症状で、寒くなるにつれて酷くなる傾向があります。
重大な病気ではないにせよ、放っておくと不快な症状が現れたり、免疫力が低下して風邪や感染症にもかかりやすくなったりします。体が冷えると血管が縮んで血圧も上がりやすくなるため、高血圧の方は侮れません。西洋医学では疾患として認めていませんが、東洋医学では病気の前段階として捉え、漢方による治療を行います。
【冷えによって引き起こされる症状】
・肩こり
・首こり
・腰痛
・頭痛
・倦怠感
・不眠
・生理不順
・肌荒れ
・むくみ
・耳鳴り
・アレルギーなど
冷えが起きるのはなぜ?

女性の約8割、男性の約4割に自覚症状があるというデータもあるほど、多くの人が悩まされている冷え性。その原因を探っていきましょう。
血行不良
熱は血液によって運ばれますが、血液の流れが悪くなると全身に熱が巡らず、冷えの症状が生じます。特に寒い季節は皮膚表面から熱が奪われないよう、血管を縮めて血流を減らすので、冬場はいつも以上に冷えを感じやすくなります。血行不良の原因は様々ですが、低血圧や貧血など、血液の状態が悪い人は冷え症になりやすいので要注意です。
筋肉不足
筋肉には、体の熱を生み出す力があります。そんな筋肉が少ないと作られる熱量も減少して、体が冷えやすくなります。
さらに、筋肉は血液を送るポンプのような役割も果たしていて、筋肉量が少ないと末端まで血液が運ばれず、手足が冷たくなってしまいます。特に「第2の心臓」とも言われるふくらはぎの筋肉が機能しないと下半身が冷えやすいだけでなく、むくみの原因にもなりかねません。
筋肉が少ない原因は加齢や病気、運動不足や栄養不足など。長時間座りっぱなしの方や運動する習慣がない方、偏食や間違ったダイエットをしている方は筋肉量の低下による冷えを招きやすいので十分ご注意ください。
自律神経の乱れ

体温をコントロールする自律神経が正常に機能していれば、暑い夏も寒い冬も体温が一定に保たれます。しかし、自律神経が乱れると体温調節が上手くできず、血流も悪化して冷えなどの症状が現れます。
特にエアコンを使う夏場と冬場は屋内外の気温差が大きいため、自律神経も乱れがちです。
さらに、自律神経が乱れると腸の働きも低下して下痢や便秘も起こりやすくなります。基礎代謝も低下して体温が低くなるため、冷えを感じやすくなります。
ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、ホルモンバランスの乱れも冷えの一因です。女性には月経があり、ホルモンバランスが乱れやすい傾向にあります。ホルモンバランスの乱れは自律神経に影響を及ぼすため、血液の循環が悪くなって冷えが生じます。
特に生理前は女性ホルモンの減少に伴って体温が下がり、体が冷えやすい状態です。女性ホルモンが急激に減少する更年期も、冷えがひどくなる人が増えてきます。
ストレス

現代人の多くが悩まされているストレスも、冷えの原因のひとつです。自律神経には緊張モードで優位に働く交感神経とリラックスモードで優位に働く副交感神経があり、2つの神経がバランスよく働くことで健康を維持しています。
ところが、人はストレスを感じると交感神経が働き続け、身体も緊張状態になって筋肉がこわばります。血管も収縮して血液の循環が悪くなり、冷えを感じるようになります。
不規則な生活
不規則な食事時間や食事抜き、昼夜逆転生活や夜更かしに伴う生活リズムの乱れも自律神経を乱す原因です。不規則な生活を続けていると自律神経がうまく機能せず、体温調節機能も乱れて冷えにつながります。
冷えに打ち勝つための対策
ここからは冷えにお困りの皆さんに、冷えを改善する方法をご紹介します。冷えを誘発する生活習慣を見直して、冷えに負けない体質を手に入れましょう。
食事による対策

食事には体温を上昇させる働きがあるので、1日3食、なるべく決まった時間に食事を摂ることが大切です。朝、時間がないと朝食を抜いてしまう人もいるかもしれませんが、朝食を抜くと筋肉量が低下することもわかっています。
なお、飲み物は常温以上、氷なしが鉄則です。冷奴やサラダのように冷たい食べ物は湯豆腐や温野菜にするなど、温めて食べることをおすすめします。栄養バランスも意識しつつ、身体を温める食材を積極的に摂りましょう。
<体を温める食べ物&飲み物>
・寒冷地でとれるもの(にんじん、れんこん、ほうれん草、小松菜)
・発酵食品(味噌、納豆)
・たんぱく質食材(肉類、魚類、卵、乳製品)
・ビタミンEが豊富な食材(うなぎ、ナッツ類、アボカド)
・しょうが、ニンニク
・紅茶、ココア、ほうじ茶、ウーロン茶など
<体を冷やす食べ物&飲み物>
・生食できる野菜(キュウリ、レタス、トマト、セロリ)
・フルーツ(柿、みかん、バナナ、パイナップルなど)
・ファストフード、ジャンクフード、インスタントラーメン
・チョコレート、ケーキ、スナック菓子
・白砂糖、食品添加物、合成甘味料、化学調味料
・コーヒー、麦茶、緑茶、清涼飲料水、アルコール類
運動による対策
冷え性の改善には、日常的な運動も効果的です。筋肉量を減らさないためにも、日頃から適度な運動を心がけましょう。ハードな運動ではなく、ウォーキングやジョギング、ヨガ、ストレッチなど、軽めの運動で十分です。
マイカー通勤や公共交通機関の使用を減らして歩く習慣をつけるだけでも、運動不足の解消には効果があります。末端冷え性にお悩みの方は、手足を意識的に動かすことも大切です。
入浴による対策

体の冷えを防ぐには、季節を問わず湯船に浸かる習慣をつけましょう。38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かると、体の芯まで温まります。忙しい時や疲れている時はシャワーだけで済ませてしまう人もいるかもしれませんが、お湯を浴びるだけでは体を十分に温めることはできません。
また、お風呂上がりは血管が開いた状態なので、熱が奪われやすい状態です。お風呂から出る前に手足に水をかけると、血管が縮まって熱が逃げにくくなります。
服装・服飾雑貨による対策

冷えを防ぐには、身体を冷やさないような服選びも不可欠です。身体を強く締めつけるようなきつい下着や露出が多い服装は血行不良になりやすいので避けましょう。
首元・手首・足首の三首は皮膚が薄く、太い血管も通っている場所なので、特に冷えは厳禁です。以下のようなアイテムを取り入れて、三首の冷えを予防しましょう。
首元:マフラー、スカーフ、ネックウォーマー
手首:手袋、アームウォーマー
足首:靴下、レッグウォーマー
また、胃腸には無数の毛細血管が張り巡らされているので、お腹を温めてあげると体温が上がって血行が良くなります。お腹の冷え対策には、腹巻の活用がおすすめです。
なかでも、シルクの靴下や腹巻きはモコモコしないので、仕事中にも使えます。シルクは保温性が高い素材で、冷え対策にはぴったり。保湿性にも優れているので、乾燥しやすい季節もお肌がしっとり保たれます。蒸れも防いでくれるから、靴下を重ねて履いても腹巻きをしても快適です。雑菌の繁殖も抑えて、嫌なニオイも防ぎます。
辛い冷えにはシルクで対策!

冷えは病気ではないにせよ、放っておくと肩こりや頭痛、腰痛など辛い症状が現れかねません。あまりにも症状がひどくなると、医療機関への受診も必要になります。そうならないためにも、日頃から対策をして、冷えを悪化させないようにしましょう。
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