夜中に何度も目が覚める、寝ているのに疲れが取れない、スッキリ起きられないなど、睡眠にまつわる悩みをお持ちではありませんか。睡眠はただ、長く取れば良いというわけではありません。大事なのは、「睡眠の質」です。
そこで今回は、睡眠の質を上げる方法やシルク素材の寝具がよく眠れる理由をご紹介します。眠りに関する悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

 

 質の良い睡眠とは

 

 ・レム睡眠

 レム睡眠は、脳が活発に働いている状態です。記憶の整理や定着が行われていて、夢をよく見ます。「浅い眠り」とも言われていますが、体は休まる時間です。目がぴくぴく動く急速眼球運動も、レム睡眠中に見られます。

 ・ノンレム睡眠

 ノンレム睡眠は、脳が休息している状態です。ノンレム睡眠中は成長ホルモンが分泌され、脳や肉体の疲労回復、傷んだ組織の修復などが行われます。眼球運動はほとんど見られず、夢を見ても記憶には残りにくいとされています。ノンレム睡眠は眠りの深さによって3つのステージに分類されますが、脳が休息できるのはノンレム睡眠中の深い眠りに達した時だけです。

つまり、睡眠の質に影響を与えるのは、ノンレム睡眠の深さと時間ということになります。睡眠時間を十分確保しても睡りが浅いと熟眠感は得られず、疲労感が残ります。逆に深い眠りを取ることができれば、熟眠感が得られて疲労も回復されます。

 

 良質な睡眠がもたらす効果

 良質な睡眠には、嬉しい効果がたくさんあることをご存知でしょうか？ここからは、良質な睡眠による効果の一部をご紹介します。

 ・疲労回復

 

 良質な睡眠がもたらす一番大きな効果といえば、疲労回復です。睡眠の質を高めると疲れが取れて、翌朝スッキリ目覚めることができます。ホルモンバランスや自律神経も整い、心身ともに元気に過ごせるようになります。

 ・パフォーマンスの向上

 

 質の良い睡眠が取れていると日中も眠くならず、集中力がアップして仕事も捗ります。日中のパフォーマンスが上がると体も疲れて夜は自然と眠くなり、良質な睡眠サイクルが整います。睡眠の質が悪いと日中のパフォーマンスが下がってミスが増えたり、集中力が切れたり。仕事に支障をきたす恐れもあります。

 ・美容効果

 

 睡眠の質が上がると、成長ホルモンや睡眠ホルモンも多く分泌されるようになります。成長ホルモンは、美肌キープには欠かせないホルモンです。成長ホルモンの分泌が増えると肌の新陳代謝が活発になり、肌の調子も良くなります。
睡眠ホルモンは「メラトニン」と呼ばれるホルモンで、抗酸化作用があります。肌の老化を遅らせるアンチエイジング効果が期待できるほか、肌のダメージ修復にも役立つホルモンです。

 ・体型維持

 

 成長ホルモンには脂肪燃焼や筋肉の成長を促す効果もあり、スタイルアップも期待できます。良質な睡眠は成長ホルモンとともに食欲を抑えるレプチンの分泌も促し、太りにくく痩せやすい身体づくりにも一役買っています。

 ・免疫力アップ

 

 睡眠の質は、免疫力とも無関係ではありません。免疫力とは細菌やウイルスに対する抵抗力のことで、免疫力が低下すると風邪や病気にかかるリスクも上がります。良質な睡眠をしっかり取れていれば成長ホルモンも分泌されて免疫力もアップするので、健康な身体が維持されます。

 

 ほかにも学習能力の向上やストレス解消、生活習慣病の予防など、様々な効果が期待できます。

 

 睡眠の質を上げる8つの方法

 健康的な生活を送るためには、良質な睡眠が不可欠です。睡眠の質を上げたい方は、挑戦しやすい方法から試してみてくださいね。

 ・朝日を浴びる

 

睡眠の質を上げたい方は、朝起きたら朝日を浴びるようにしましょう。私たちの体には、ほぼ1日周期でリズムを刻む体内時計が備わっています。この体内時計のサイクルは24時間より少し長いため、毎日リセットして修正しなければなりません。
そこで、朝起きた時に日の光を浴びると14〜16時間後に自然と眠気が起こり、寝つきが良くなります。朝の光を目に入れると体内時計のリズムが健康的な状態に戻るので、寝つきが悪い人はぜひ毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。

 ・朝食をとる

 

 朝食をとることも、体内時計の調整に効果的です。朝食を食べると就寝中に下がった体温が上がって血流が良くなり、脳も身体も元気に目覚めます。日中のパフォーマンスも上がるので、ぐっすり眠れるようになるでしょう。疲れが取れない時は寝る前のコンディションだけでなく、1日の活動の見直しが必要です。

 ・就寝の2時間前に入浴をする

 

 睡眠の質の向上には入浴も効果的ですので、38度くらいのぬるめのお湯に30分程度ゆっくり浸かりましょう。入浴すると体温は一時的に上がりますが、体温が下がるタイミングで眠気が訪れるので、スムーズな入眠につながります。寝る2時間ほど前に入浴を済ませておくと、布団に入る頃にちょうど体温が下がってきます。ぬるめのお湯は副交感神経が働いてリラックス効果も得られるので、疲れを取りたい時は特におすすめです。

 ・適度に運動する

 

 激し過ぎない軽い運動も、睡眠の質を上げてくれます。負担の少ない運動を習慣にすると身体が疲れを感じて、入眠直後に深い眠りにつくことができます。ウォーキングやランニングなど、軽めの有酸素運動を就寝3時間前までに行うと効果的です。激しい運動は体が興奮状態に陥るため、かえって睡眠の妨げになります。リラックスできる程度の運動を習慣にすると寝つきも良くなり、熟眠感も得られます。

 ・夕食は早めに済ませる

 

 食べ物の消化には2〜3時間程度かかるので、夕食は寝る3時間前までに済ませておくのが理想です。食後は胃腸の働きが活発に働いて睡眠の妨げになりますし、遅い時間に食事をすると朝になってもお腹がすきません。
食事だけでなく、寝る前の飲酒も控えましょう。アルコールは寝つきを良くしますが、アルコールが抜けていくと脳が覚醒して眠りが浅くなります。アルコールには利尿作用もあり、トイレにも起きやすくなります。ちなみに、コーヒー・紅茶・緑茶・栄養ドリンク・エナジードリンクなどに含まれる「カフェイン」やタバコの煙に含まれる「ニコチン」にも覚醒作用があるので、就寝前の摂取は極力お控えください。

 

 ・寝る前にスマホを使わない

 

 寝る前にスマホやパソコン、テレビなどの画面から発せられる光が目に入ると、脳が昼間と錯覚して寝つきが悪くなります。この光はブルーライトと呼ばれていて、体内時計を乱す原因の一つです。朝も起きづらくなり、酷くなると昼夜逆転状態に陥ります。質の良い睡眠を得るためにも、就寝30分前から画面を見るのは控えましょう。

 ・睡眠環境を整える

 

 睡眠の質を上げるには、睡眠に適した環境を整えることも大切です。快適な温度や湿度、部屋の明るさを意識すると、寝つきも良くなります。
なお、光の遮断には遮光カーテンやアイマスクが効果的です。特にアイマスクは目をしっかり休めることができるので、スマホやパソコンを長時間使用している方、眼精疲労でお悩みの方にもおすすめです。

 ・寝具を変える

 

 枕の高さやマットレスの硬さも、睡眠の質に直結します。枕は実際にフィット感を確かめて、首や肩に負担のかからない高さを選びましょう。マットレスも合わない硬さだと肩凝りや腰痛の原因になるので、心地よいと感じるものを見極める必要があります。
また、パジャマも睡眠の質を決める大事な要素です。寝返りを打ちやすく、快適な温度や湿度が保たれる素材を選ぶと睡眠の質が上がります。

 

 シルク素材が睡眠の質の向上につながる理由

 

 毎日、使う寝具は睡眠の質を大きく左右します。パジャマやシーツの素材を変えるだけで、快適さが大幅にアップすることもあるので侮れません。
なかでも高級素材として知られるシルクは快適な睡眠をもたらすとあって、多くの方から愛されている素材です。そこで、シルク素材が睡眠の質の向上に役立つ理由もご紹介します。

 ・心地よい肌触り

 なめらかな肌触りが特徴のシルクはパジャマやルームウェアとの相性が良く、身につけると心も身体も癒されます。なぜ肌触りが良いのかというと、シルクは細い繊維が束になって出来た繊維で、空気をたくさん含んでいるからです。軽やかで柔らかな質感は肌への負担も少なく、心地よい眠りへと導きます。

  ・快適な温度

 睡眠の質を上げるには、温度にも注意を払う必要があります。睡眠中に暑さや寒さを感じると常に自律神経が働き続けて、脳や体が休まりません。お休みモードの時、有意に働く副交感神経の活動が低下すると寝つきも悪くなり、睡眠の質が低下します。
シルクは繊維の中に空気をたくさん含んでいるので、熱伝導率が低い素材です。温度が一定に保たれるので副交感神経の活動も低下せず、寝つきも良くなって睡眠の質が上がります。

  ・快適な湿度

 シルクは温度だけでなく、湿度も快適に保つことができる優秀な素材です。なぜならシルクは吸湿性・放湿性に優れているので、体から気化した蒸気を素早く吸収して外に放出します。深部体温も下がって、深い眠りにつけるでしょう。汗をかきやすいジメジメとした季節もサラッと快適な着心地が続くので、汗っかきさんにもおすすめです。

 ・優れた保湿力　

 シルク繊維の間にある空間には、空気だけでなく水分も含まれています。水分を含まない繊維に比べて保湿効果が高いので、肌の乾燥を防ぎます。寝ている間に肌が乾燥すると痒みを感じやすく、睡眠の質の低下にもつながりかねません。肌の状態が落ち着いていれば、痒みや不快感で目が覚めることも少ないでしょう。

 

 睡眠の質を上げるシルク寝具＆安眠グッズ

 快適な睡眠環境を整えてくれるシルクですが、実は様々な寝具に使われています。そこで、最後に快適な睡眠をもたらすシルク寝具と安眠グッズをご紹介します。

 ・シルクの布団カバー

 

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心地よい寝心地が味わえるシルクは、布団カバーにも使われている素材です。ゴワゴワした肌触りの布団カバーに比べて、よく眠れる、疲れが取れると感じる人も多く、人気を集めています。
保温性・吸湿性・放湿性にも優れているので、寝苦しい夏の夜もジメジメした梅雨時期も寝床内の温度と湿度を快適に保ちます。しかも、シルクは人間の肌に近いタンパク質でできており、アトピーや敏感肌の方でも安心して使える素材です。美肌効果も期待できるので、肌トラブルが気になる方にも適しています。

・シルクのシーツ

 

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 なめらかで柔らかなシルク素材のシーツは肌に吸い付くようにフィットし、極上の寝心地をもたらしてくれるでしょう。摩擦も少なく、スムーズな寝返りをサポートします。寝返りには血流を促す役割があり、体をほぐす効果もあります。
寝返りを打たないと体の一部に負担がかかり、血行が悪くなって肩こり・首こり・腰痛の原因にもなります。スムーズに寝返りを打てるシルクシーツなら、寝返りを妨げることもありません。

 ・シルクのパジャマ

 

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 直接肌に触れるパジャマは、特に素材選びが重要です。シルクは常に10%ほどの水分を繊維の中に保ち続けているので、肌の乾燥も防いでくれます。乾燥が原因の痒みに悩まされている方も、安心して着用できる素材です。
さらに、シルクは外気の影響も受けにくく、夏も冬も1年中快適な睡眠環境が整います。体から気化した蒸気も素早く吸湿・放湿するので、深部体温も下がって深い眠りにつくことができます。

 ・シルクの枕カバー

 

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 シルクの枕カバーも、睡眠の質の向上に役立つ寝具です。頭が蒸れていると寝苦しさを感じて睡眠の質が落ちてしまいますが、シルクなら汗をかいても蒸れにくく、一晩中快適な寝心地が続きます。
スベスベとなめらかな肌触りは寝具との摩擦も起こりにくく、スムーズに寝返りが打てるようになります。朝までぐっすり安眠できて、睡眠の質の向上にも効果的です。摩擦は肌荒れやヘアダメージの原因にもなりますが、摩擦の起こりにくいシルクの枕カバーなら肌や髪への負担も減らせます。シルクの枕カバーは睡眠だけでなく、美容効果を期待する人にも選ばれている大人気の寝具です。

 ・シルクのナイトキャップ

 

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 ロングヘアがまとわりついて寝苦しいと感じる方には、シルクのナイトキャップが活躍します。髪全体を覆えるナイトキャップは髪が首筋にまとわりつくのを防いで、汗ばむ季節の寝苦しさも軽減してくれるでしょう。
シルクのナイトキャップには保湿効果もあり、髪や頭皮を乾燥から守ります。寝具との摩擦を防いで髪へのダメージも減らせるので、髪の表面を覆っているキューティクルが守られて髪にツヤも出ます。寝ぐせもつきにくくなるという、嬉しい効果満載の睡眠グッズです。

 ・シルクのアイマスク

 

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 外部からの光を遮断することで、睡眠の質を高めるアイマスク。光を遮ると睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌量が増えて、寝つきが良くなります。スマホやパソコンを長時間使用している人は普段から目を酷使しているので、アイマスクを使用すると目をしっかり休めることができます。
しかも、シルク製のアイマスクは保湿効果に優れていて、目元ケアにも最適です。普段の睡眠時だけでなく、乾燥しやすい飛行機や新幹線での移動中にも大活躍します。

 

 睡眠の質を上げるシルク寝具で朝までぐっすり！

 睡眠は、日々の健康を保つために欠かせない時間です。どんなに睡眠時間を長く取っても、睡眠の質が悪いと知らず知らずのうちに疲れが溜まってくるでしょう。生活習慣に問題がある方は早めに改善し、睡眠の質を上げることをおすすめします。
すぐに生活習慣を変えられない方も、寝具の見直しによって睡眠の質を高めることは可能です。なめらかな肌触りと機能性に優れたシルクの寝具を取り入れて、快適な夜をお過ごしください。