枕カバーにおすすめの素材はどれ?失敗しない選び方のポイントを解説
枕カバーは消耗品なだけに、安いもので十分と思っていませんか。自分に合わない枕カバーを使っていると、睡眠の質の低下や肌荒れなど、様々なトラブルを引き起こす恐れがあります。
そこで今回は、失敗しない枕カバーの選び方と枕カバーにおすすめの素材をご紹介します。ご自身の健康を守りたい方はもちろん、愛するご家族の健康を守りたい方も必見です。
目次
失敗しない枕カバー選びのポイント
枕カバーを選ぶときは価格や見た目だけでなく、肌触りや機能性も重視したいポイントです。まずは、失敗しない枕カバーの選び方から見ていきましょう。
・肌に優しい素材を選ぶ
枕カバーには肌触りの良い素材や摩擦の少ない素材など、肌に優しい素材がおすすめです。人は寝ている間に20回以上も寝返りを打つと言われていますが、寝返りを打つと摩擦が起きて、肌や髪がダメージを受けます。肌が敏感な人はちょっとした刺激でも反応が出ますし、刺激から肌を守るバリア機能が低いお子さまは痒みや湿疹などのトラブルが起こりやすくなります。特にタオルや麻のように刺激が強い素材は摩擦が起きやすく、ダメージは計り知れません。
また、寝返りによる摩擦は顔だけでなく、髪にもダメージを与えます。髪の絡まりやパサつき、枝毛や切れ毛が多い人は枕カバーが原因かも。摩擦が起きやすい枕カバーを使っていないか、一度見直してみると良いでしょう。
・汗を吸ってくれる素材を選ぶ
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくため、蒸れやすい枕カバーを使っていると不快感が増して熟睡できません。朝までぐっすり眠るためにも、水分や湿気をよく吸ってくれる吸水性や吸湿性の高い素材を選びましょう。ただし、汗を吸うだけだと湿気が放出されず蒸れやすいので、放湿性にも優れた素材を選ぶと汗をかいてもベタつかず、朝までサラッとした状態が続きます。
特に寝汗をかきやすいお子さまは、びしょ濡れの枕カバーで眠り続けていると寝冷えも心配です。蒸れた枕カバーはカビやダニの発生原因にもなり、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす恐れもあります。汗をよく吸って放散してくれる枕カバーを選んで、衛生的な睡眠環境を保ちましょう。
枕カバーにおすすめの素材3選
枕カバーは肌に優しく、汗を吸う素材がおすすめです。では、どのような素材を選べば良いのかというと、動物や植物など自然由来の天然繊維は肌への負担が少なく、吸湿性や吸水性にも優れています。枕カバーに使われている天然繊維は、シルク(絹)・コットン(綿)・リネン(麻)の3種類。それぞれの特徴も見ていきましょう。
・シルク(絹)
蚕の繭から取れる、動物由来の天然繊維。独特な光沢と滑らかな肌触りが特徴で、快適な眠りをもたらしてくれます。吸湿性・放湿性に加えて保温性や通気性も高く、年間通して快適です。
繊維が細く生地が柔らかいから摩擦も起きにくく、髪や肌へのダメージも抑えられます。肌と近い成分でできていて刺激も少なく、敏感肌や赤ちゃんの肌にも使える優しい素材です。ただし、シルクは非常にデリケートな繊維なので、生地を長持ちさせるには手洗いが基本です。
・コットン(綿)
植物由来の天然繊維で、チクチクしない優しい風合いが特徴。吸水性と通気性に優れていて夏は涼しく、保温性にも優れているため冬は暖かい素材です。保湿性も高く、静電気が起きにくいというメリットもありますが、放湿性はそれほど高くないので、濡れるとジメジメします。
丈夫な素材で水や熱に強く、比較的お手入れは簡単です。お洗濯もアイロン掛けもOKですが、洗濯をすると縮むことがあります。
・リネン(麻)
サラッと涼感のある肌触りが特徴の植物繊維。吸湿性と発散性が高く、水分をたっぷり吸い込んで、吸った水分を素早く発散します。帯電性も低く、ホコリを寄せ付けないため、アレルギーがあっても安心して使えます。
ただし、シルクや綿に比べてやや硬くコシがあり、人によってはゴワゴワ感が気になることも。使用するごとに生地が柔らかくなりますが、シワになりやすいという欠点もあります。
まだある!枕カバーに使われている素材・生地
枕カバーには天然繊維以外にも、様々な素材や生地が使われています。
・タオル地
ふんわり柔らかな肌触りが特徴。汗をよく吸収するため、寝汗対策には最適です。一方で、摩擦が大きく、肌への刺激が大きいという欠点も。繊維に髪も引っかかりやすいので、絡まりや切れ毛の原因になります。
・ガーゼ
汗をよく吸う上に乾きやすく、夏に適した素材です。柔らかな肌触りで、肌への刺激も少なめです。ただし、ガーゼはそれほど丈夫な生地ではありません。薄すぎるものは、寝汗が枕に染みてしまいます。
・ポリエステル
化学繊維の一種で、比較的安価な素材です。丈夫で洗濯しやすく、自宅で丸洗いできます。防臭加工や防ダニ加工が施されているものもありますが、吸湿性や放湿性は低く、蒸れやすい点がデメリットです。
・レーヨン
木材パルプが原料の化学繊維。シルクに似た肌触りや光沢を持ち、吸湿性や通気性にも優れています。安価でシルクのような使い心地が味わえますが、シルクと違って美容効果はありません。
・ポリエステルフリース
柔らかな肌触りで、暖かい素材ですが、静電気が起きやすく、ほこりを寄せ付けてしまいます。アレルギーや喘息の方には、おすすめできません。
枕カバーの素材選びは慎重に!
枕カバーには様々な素材が使われていますが、素材選びを誤ると、肌トラブルや喘息などの原因になります。それぞれの素材のメリットとデメリットを理解したうえで、快適かつ衛生的な睡眠環境が保たれる枕カバーを選びましょう。
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