ヘアケアの正しい順番は?髪をツヤツヤにする方法

ヘアケアの正しい順番は?髪をツヤツヤにする方法

ツヤツヤでサラサラの美髪をキープしたければ、自宅でのヘアケアも欠かせません。正しい順番でケアをして、健やかな頭皮と美しい髪を守りましょう。

今回は、ヘアケアの正しい順番とやり方を解説します。毎日ケアしているにも関わらず、髪が綺麗にならない方はヘアケアの順番が間違っている可能性があります。この機会に、改めてヘアケアの仕方と順番をチェックしてみてくださいね。

目次

 

ヘアケアの順番ってそんなに大事?

ヘアケアさえしていれば、美髪になれる。そう思っている方もいるかもしれませんが、実は大きな間違いです。いくら良質なヘアケア剤を使っても、高価なヘアケアアイテムを取り入れても、ヘアケアの順番が間違っていると、かえって髪にダメージを与えることがあります。正しいヘアケアの順番を知って、ツヤツヤの美髪を目指しましょう。

なお、髪質や毛量は人によって異なるものの、ヘアケアの順番は基本的に同じです。一度、正しい順番を覚えてしまえば、髪を切っても伸ばしても正しいケアができるようになるので、髪にまつわる悩みを解消するためにも正しいヘアケアの順番を覚えてしまいましょう。

 

お風呂での正しいヘアケアの順番

お風呂でのヘアケアは、ブラッシング→予洗い→シャンプー→トリートメント→コンディショナーの順番で行います。正しい順番に従って、髪へのダメージを減らしましょう。ここでは、お風呂での正しいヘアケアの順番とそれぞれの工程における注意ポイントを説明します。

 

・ブラッシング

まずは髪を洗う前に、ブラッシングで髪のもつれや絡まりをほどいていきましょう。シャンプー前のブラッシングには髪の汚れやスタイリング剤を浮かせる効果があり、シャンプーの泡立ちを良くします。頭皮のブラッシングはマッサージにもなるので、頭皮の血行を促す効果も期待できます。

ブラッシング時は力を入れず、毛先から優しく髪の絡まりを解いていきましょう。毛先がほどけたら、根元から毛先まで軽くブラシを通していきます。頭皮も強い力は避けて、気持ち良く感じる力加減でマッサージします。

 

・予洗い

ブラッシングが終わったら、お湯でしっかり髪を洗いましょう。予洗いをすると7割程度の汚れを落とすことができると言われており、シャンプーの効果を十分発揮するためにも欠かせない工程です。予洗いをするのとしないのとでは、シャンプーの泡立ちも変わってきます。

38度前後のお湯で頭皮までしっかり髪を濡らしたら、2〜3分程度、指の腹を使ってもみ洗いをしましょう。普段、シャンプーの泡立ちが悪いと感じている方も予洗いをすると、シャンプーの使用量が減らせます。

 

・シャンプー

予洗いが終わった後は、シャンプーです。シャンプーは髪に直接つけるのではなく、手で泡立ててから頭皮につけ、指の腹で地肌をもみ込むように洗いましょう。髪は根元から毛先に向かって指を通し、全体にシャンプーを行き渡らせます。

頭を洗い終えたら、シャンプーが残らないよう入念にすすぎましょう。特に生え際や耳の後ろ、頭頂部から襟足にかけては洗い残しやすい場所なので、シャンプー剤が残らないよう丁寧にすすいでください。

 

・トリートメント

ダメージが気になる時は、洗い流せるトリートメントで髪をケアしてあげましょう。髪の水分を軽く切ったら、頭皮を避けて毛先中心にトリートメントを馴染ませていきます。塗布する際に目の粗いコームを使うと、トリートメントを髪全体に広げることができます。3〜10分ほど時間を置いて髪に浸透させた後、しっかり洗い流しましょう。

 

・コンディショナー

トリートメントとコンディショナーはどちらか一方で構いませんが、どうしても併用したい場合はトリートメントの後にコンディショナーを使います。トリートメントは髪の内部に栄養分を浸透させるもので、コンディショナーは髪の表面をコーティングするものなので、コンディショナーを先に塗るとインバストリートメントが髪内部に浸透しにくくなります。

なお、コンディショナーは時間を置いてもあまり意味がありません。髪全体に馴染ませたら、すぐにお湯で洗い流しましょう。

 

お風呂上がりの正しいヘアケアの順番

入浴後のヘアケアは、タオルドライ→アウトバストリートメント→ドライヤー→ナイトキャップの順番で行います。お風呂から出たらそのまま寝てしまいたくなるかもしれませんが、濡れている髪はとてもデリケートです。髪を傷めてしまわぬよう、正しい順番でケアしていきましょう。

 

・タオルドライ

お風呂から出たら髪を濡れたまま放置せず、すぐに水分をふき取ります。髪が濡れていると表面にあるキューティクルが柔らかくなって、ちょっと摩擦が加わるだけでも、めくれたり剥がれたりします。濡れた髪を勢いよく擦っても髪に大きなダメージを与えてしまうので、髪の水分は優しく丁寧にふき取りましょう。

タオルドライのやり方は乾いたタオルで頭を包み込み、頭の上部をもみ込むように根元付近の水分をふき取ります。頭皮や根元の水分をふき取ったら、髪の中間から毛先の毛束をタオルで挟み込んで、ポンポンと水分を吸収していきます。

 

・アウトバストリートメント

タオルドライ後は髪にアウトバストリートメントをつけて、ドライヤーの熱から守りましょう。アウトバストリートメントとは洗い流さないトリートメントのことで、髪を熱や紫外線から保護したり、髪のまとまりや指通りを良くしたり、髪の内部に栄養を補給したりする役割があります。オイルタイプ、ミルクタイプ、クリームタイプと様々な種類があるので、髪質や好みに合うものを選んでお使いください。

 

・ドライヤー

アウトバストリートメントを塗ったら、ドライヤーで髪を完全に乾かします。ただし、温度が高過ぎると髪は乾燥してパサつくので、風量を調整できる低温ドライヤーがおすすめです。

一番乾きにくい根元、髪の中間、毛先の順番で髪を乾かし、最後に冷風で仕上げると、ヘアスタイルが固定されて寝癖がつきにくくなります。髪のまとまりも良くなって、ツヤのあるサラサラヘアに仕上がります。

 

・ナイトキャップ

夜、ナイトキャップを被って寝る方は髪を完全に乾かしてから被りましょう。ナイトキャップは寝ている間のダメージを減らしたい時、寝癖を防ぎたい時、髪のツヤをアップしたい時に役立つアイテムです。

ただし、髪が濡れた状態で被るとキャップの中が蒸れて雑菌が繁殖する原因になります。頭皮環境が悪化すれば、薄毛の原因にもなるので要注意。通気性の悪いナイトキャップも蒸れやすいので、ナイトキャップを使用するなら、シルクやコットンなど通気性の良い素材がおすすめです。

ヘアケアにおすすめのシルクナイトキャップはこちら

 

朝のヘアケアの順番

ツヤのあるサラサラヘアを守るためには、朝のヘアケアも正しい順番で行いましょう。朝のヘアケアは、ブラッシング→洗い流さないトリートメント→ブロー・ヘアアイロン→スタイリング剤→紫外線対策の順番で行います。

 

・ブラッシング

朝は、ブラシで髪の絡まりをほぐすことから始めましょう。ただし、無理に引っ張ると髪を傷めてしまうため、目の粗いブラシで毛先から優しくとかすのがポイントです。

 

・洗い流さないトリートメント

髪の絡まりがほどけたら、髪を熱から保護する洗い流さないトリートメントを毛先中心につけていきましょう。特に水分を多く含むミストタイプは、寝ぐせ直しにも使えて便利です。

 

・ブロー・ヘアアイロン

トリートメントをつけたらドライヤーやヘアアイロンで髪をセットしていきますが、スタイリング前にブロッキングをしておくと、仕上がりに差がつきます。なお、ヘアアイロンの温度は髪質やスタイリングにもよりますが、160度以下の低温設定が基本です。高温すぎると髪を傷める原因になるので、プレートの温度が上がり過ぎないよう注意しましょう。

 

・スタイリング剤

髪をセットした後は、ヘアオイルやワックスなどスタイリング剤を使用してもOK。ヘアセットに特化したスタイリング剤はキープ力がアップしますし、ヘアケア用のスタイリング剤はダメージを補修する効果が期待できます。セットしたい髪型や髪の悩みに合わせて、ご自分に合うものをお試しください。

 

・紫外線対策

髪への紫外線対策も、大事なヘアケアの一つです。これ以上、髪にダメージを与えたくない方は帽子や日傘で髪を紫外線から守りましょう。特にロングヘアは紫外線の影響を受ける範囲が大きいので、髪をまとめるなどして紫外線の影響を最小限に抑えましょう。髪を結んだ時のダメージも抑えたい方には、摩擦が起きにくいシルクシュシュの使用をおすすめします。

 

ヘアケアは正しい順番で、悩みのない髪に。

どんなヘアケア用品を使っても、ヘアケアの順番が正しくないと効果が半減するどころか、かえってトラブルを招く可能性があります。髪や頭皮のトラブルを抱えている方も正しい順番でヘアケアを行えば、悩みの解消につながるかもしれません。自宅でお手入れする際は正しい順番を守り、悩みのない美しいツヤ髪を手に入れましょう。

ブログに戻る