枕カバーのサイズや種類、測り方!おすすめの素材もご紹介

枕カバーのサイズや種類、測り方!おすすめの素材もご紹介

 枕カバーというと枕のおまけ的な存在と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、枕カバーも睡眠の質を左右する大事な寝具のひとつ。深い睡眠を得るためにも、寝心地の良い枕カバー選びが欠かせません。ここでは、枕カバーのサイズと選び方、正しいサイズの測り方などをご紹介します。

 

目次

 

 枕カバーのサイズ一覧

 

 枕カバーにはさまざまなサイズがありますが、小さ過ぎると枕がカバーの中に入りませんし、大き過ぎると寝ている間に外れてしまいます。多少サイズが合わないくらいならそのまま使うこともできますが、枕の機能を損ねることもあるため、なるべくなら正しいサイズの枕カバーを選びましょう。なお、枕には以下のようなサイズがあり、枕のサイズに準じた枕カバーが販売されています。

 

 

【主な枕のサイズ一覧】
  1. 標準(シングル)サイズ   :43×63cm
  2. 大きめ(セミダブル)サイズ :50×70cm
  3. 小さめ(セミシングル)サイズ:35×50cm
  4. セミロングサイズ     :43×90cm
  5. ロングサイズ       :43×120cm
  6. ジュニアサイズ      :29×40cm

 

 ここからは、サイズ別に枕カバーと枕の特徴を詳しくご説明いたします。

 

 

・標準(シングル)サイズ:43×63cm 

 現在、日本で最も多く販売されている一般的なサイズです。標準サイズは横幅が日本人の肩幅に近く、お布団にもちょうど良い大きさです。男女ともに使用可能で、中柄の人に適しています。標準サイズの枕カバーは素材をはじめ、カラーやデザインの種類[1] も多いので、こだわりの1枚が選べるでしょう。

 

 

・大きめ(セミダブル)サイズ:50×70cm

標準サイズより、ひと回り大きいLサイズ。ベッドに合う大きさで、ホテルでもよく使われています。標準サイズの枕だと頭が落ちてしまう人でも寝返りが打ちやすく、寝相が悪い人でも安心です。使用する生地の量が増える分、価格は多少上がりますが、包み込まれるような寝心地が味わえます。

 

 

・小さめ(セミシングル)サイズ:35×55cm

20〜30年前に主流だった小さめサイズは女性や小柄な人、寝返りが少ない人に適しています。敷き布団に合うサイズで旅館などで使用されているほか、昔ながらのそばがら枕にもぴったりの大きさです。

 

 

・セミロングサイズ:43×90cm

大きめサイズよりも幅が広いセミロングサイズは、シングルベッドに最適な大きさです。寝返りを打つ時に頭を大きく動かしてしまう人や大きめサイズの枕だと少し狭く感じる人に適していて、抱き枕としても使用可能です。子ども2人で使うにはちょうど良いサイズですが、大人2人だとやや窮屈に感じるかもしれません。

 

 

・ロングサイズ:43×120cm

大人2人でも使用できるロングサイズは一般的な敷き布団やシングルベッドで使用するとはみ出してしまうので、セミダブルサイズより大きいベッドで寝ている人に向いています。最近では贅沢な使用感を求めて、1人で使う人も増えてきました。体が大きい人、頻繁に寝返りを打つ人にもおすすめです。

 

 

・ジュニアサイズ:29×40cm

市販されている子供用枕のサイズ。子供用枕は枕の横幅が肩幅より大きく、縦幅も頭より大きい枕を選ぶと、肩がしっかり支えられます。ただし、小学校高学年くらいになると子供用枕では小さくなってくるので、成長に合わせて大人用枕への切り替えが必要です。

 

一般的に標準・大きめ・小さめサイズの枕カバーは種類も豊富ですが、ロングサイズなどの枕カバーを取り扱っている寝具店は限られるため、枕を購入した店舗で探したほうが入手しやすいかもしれません。

 

 

 枕カバーのサイズの選び方(標準・大きめ・小さめサイズの場合)

 

枕カバーは枕と同じサイズを選ぶと、隙間なく綺麗に被せることができます。枕と同じサイズだと窮屈で被せにくいと感じる場合は、43×63cmの枕には少し大きめに作られている「43×63cm対応」と表示のある枕をお選びください。なお、枕カバーの形状によってはサイズ表記と実寸が異なります。 

 

 

・ファスナー式

サイドにファスナーがついたファスナー式の枕カバーは枕の厚みや洗濯・乾燥による縮みなども想定して、縦横ともに2~3 cmほど余裕を持たせた作りになっています。混乱を避けるために実寸を省略していることも多いのですが、ファスナー式はやや大きめに作られているので、枕が入らないという心配はありません。ファスナー式の枕カバーを購入するときは、枕と同じサイズ表記の枕カバーをお選びください。

 

 

 

・封筒式

 

封筒式は袋のような形状をした枕カバーで、側面の穴から枕を出し入れします。封筒式もファスナー式と同じで、縦横ともに2~3cmほど余裕を持たせた作りになっています。
なお、封筒式と呼ばれる枕カバーの中には枕本体をカバーに入れたら封をせず、余った布を内側に折りたたむタイプがあり、この折り込みタイプの枕カバーは縦幅が2~3cmほど、横幅が枕のサイズよりも20cmほど長く作られています。このように封筒式の枕カバーの中には折り込みタイプのように実寸と大きく異なるものがあるため、混乱しないようご注意ください。

 

 

枕カバーのサイズの選び方(海外サイズや特殊な形状の場合)

 

 

海外サイズの枕や特殊な形状をした枕にぴったりの枕カバーは、すぐに見つからない可能性も考えられます。そこで、寝具店では取り扱いの少ない海外サイズや特殊な形の枕カバーを探す時のポイントもご紹介します。

 

 

・専用の枕カバーを購入する

アメリカで多く販売されている50×75cmの枕のように海外サイズの枕には専用の枕カバーを購入するか、メーカーに問い合わせて取り扱いのある店舗を教えてもらうと良いでしょう。特に特殊な形状の枕は市販の枕カバーだと合わない可能性が高いので、枕を購入する際に予備の枕カバーも買っておくことをおすすめします。

 

 

・汎用性が高い枕カバーを購入する

専用の枕カバーはサイズがぴったりでも、素材やデザインは限られます。素材にこだわりたい場合やシーツや布団などの寝具と枕カバーをお揃いにしたい場合は、横幅が長い封筒式の枕カバーを選ぶという方法もあります。余った部分を折り込んで調整できる枕カバーなら、ワイドな海外サイズの枕に使用できる場合もあります。
また、ニットやパイル生地のように伸縮性のある枕カバーは枕の形に合わせてフィットするので、さまざまなサイズの枕に対応可能です。ただし、生地によってはすぐに伸びてしまったり、繊維が抜け落ちたりするので、品質の見極めも肝心です。

 

 

枕カバーサイズの測り方

海外サイズや特殊な形状の枕に使用する枕カバーのサイズ選びは難しいので、現在お使いの枕カバーを実際に測って、目安となるサイズを知っておきましょう。まずは使用中の枕から枕カバーを取り外して、平らな場所に置いてください。枕カバーを枕に被せたまま計測すると、枕の厚みによって正確なサイズが出せません。計測する際は必ず枕カバーを平らな場所に置いてから、真っ直ぐ伸ばした状態でサイズを測ります。

 

ちなみに、枕のサイズを測ってから、枕カバーのサイズを割り出すという方法もあります。まず最初に枕の一番高い部分一周を縦横ともに計測してから、縦一周の長さと横一周の長さをそれぞれ2で割りましょう。計算して割り出された数値が、枕カバーのサイズになります。

 

余った部分を内側に折りたたむタイプの封筒式枕カバーは横幅に余裕を持たせた作りになっているので、サイズを測るときは枕カバーの上に枕を置いて測ると折りたたみに必要な長さも判明します。

 

 

サイズだけじゃない!枕カバー選びのポイント

 

枕カバーは毎日使うものだからこそ、サイズ選びは重要です。ただし、サイズ以外にも枕カバーを選ぶポイントがいくつかありますので、より良い枕カバーをお選びいただくためにも、ここではサイズ以外の選び方のポイントをご紹介します。

 

 

・季節に適した快適な素材を選ぶ

肌に直接触れる枕カバーは快適かつ心地よい肌触りをもたらしてくれる素材を選ぶと、睡眠の質の向上につながります。特に夏場は汗をかきやすくなるので、汗をしっかり吸収してくれる素材を選ぶと快適さがアップするでしょう。蒸し暑い夜でも汗をしっかり吸収してくれる素材といえば、シルクや綿など吸湿性の高い天然繊維になります。
吸湿性の高い枕カバーならお風呂上がりもベタつかないので、頭のムレが気になる方にもおすすめです。シルクや綿は保温性にも優れた素材で、夏も冬も一年中快適な睡眠環境が保たれます。摩擦も少なく、お肌が敏感な方や赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。

 

 

・機能や効果から選ぶ

嫌なニオイや髪の傷みが気になる方は、お悩みに寄り添った枕カバーを選んでも良いでしょう。毎晩、使用する枕カバーには汗や皮脂などの汚れが付着しやすいので、汚れが蓄積されると嫌なニオイの原因になります。枕のニオイが気になる方は抗菌・防臭加工を施した枕カバーを選ぶと菌の増殖が抑えられて、ニオイの軽減にもつながります。
寝具を清潔に保ちたい方には、ダニの繁殖を抑える防ダニ加工を施した枕カバーもおすすめです。また、シルクのように美肌効果や美髪効果のある枕カバーを選ぶと、就寝中も有意義な時間を過ごせます。健康や美容に関する悩みを抱えている方は、特別な機能や効果を備えた枕カバーを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

おすすめの枕カバー

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最後に、1年中快適な寝心地が味わえるココシルクの枕カバーをご紹介します。ココシルクの枕カバーはすべすべの肌触りが心地よい、シルク100%の枕カバーです。寝汗もしっかり吸収してくれるから清潔ですし、寝ている間に美肌&美髪が目指せます。
枕カバーに使用しているシルクは、しっかりした厚みのある25匁とふんわり軽やかな19匁の2種類。25匁は封筒タイプとファスナータイプ、19匁はファスナータイプのみとなります。サイズはそれぞれ標準サイズと大判サイズがありますので、現在お使いの枕のサイズに合わせてお選びいただけます。淡いパステルカラーからシックなダークカラーまで、カラーバリエーションも豊富です。

 

 

枕カバーのサイズと素材選びは慎重に。

季節の変わり目には枕の買い替えを考える方も多いかもしれませんが、枕カバーの選び方次第では寝心地が変わりますし、睡眠の質にも影響を与えます。枕にフィットするサイズと季節に適した素材の枕カバーを選んで、快適な夜をお過ごしください。

 

 

 

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