【アイマスクをして寝るメリット・デメリット】選び方やおすすめは?
寝る時に、目元を覆って快適な睡眠環境を整えるアイマスク。リラックス効果や美容効果を得られるタイプもあり、メリットの多い睡眠グッズですが、デメリットはないのでしょうか?
そこで今回は、アイマスクをして寝るメリットとデメリットをご説明します。アイマスクの選び方やおすすめの商品も紹介しますので、購入を検討されている方はぜひ最後までお付き合いください。
目次
アイマスクをして寝るメリット
アイマスクをつける最大のメリットといえば、光を遮ることですが、遮光以外にも様々なメリットがあります。自分にぴったりのアイマスクを選ぶためにも、まずはアイマスクのメリットから見ていきましょう。
メリット①睡眠の質が上がる
アイマスクには寝つきが良くなる、熟睡できるといったメリットがあります。人は眠くなる時、自然な眠気を誘うメラトニンというホルモンが分泌されますが、光を浴びるとメラトニンの分泌は止まってしまいます。布団に入ってからスマホを見てはいけないというのも、そのためです。
アイマスクには光を遮断する役割があるので、メラトニンの分泌量を増やして寝つきを良くしてくれます。遮光状態で眠りにつくと、中途覚醒しにくいとも言われています。質の高い眠りが期待できるので、夜の睡眠時はもちろん、移動中に仮眠を取りたい時にもおすすめです。
メリット②認知機能が向上する
睡眠時にアイマスクをして寝ると、翌朝の記憶力や注意力の向上にもつながることがわかっています。イギリスでは18~35歳の成人を対象にした、2つの実験が行われました。1つは最初の1週間は就寝時にアイマスクを装着し、その後の1週間は遮光しない環境で就寝するという対照実験です。この実験結果によると、 アイマスクを装着したほうが記憶力が向上し、反応速度も速いことがわかりました。
もう一つは、通常のアイマスクと目の部分に穴が開いたピンホールアイマスクを装着した時の睡眠への影響を調べる実験です。この実験結果では、通常のアイマスクを装着した時の方が記憶力が高いことがわかりました。以上の研究結果から、睡眠時のアイマスクの装置は認知機能の向上にもつながると結論づけられています。
メリット③目の疲れをやわらげる
昨今ではスマホやパソコンの画面を見る時間が増え、目の疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。疲れ目は目の酷使によって一時的に生じる症状ですが、目をしっかり休ませれば症状は治まります。アイマスクには光を遮断する効果があるので、疲れた目を休めたい時には効果的です。
しかも、疲れた目を酷使すると目のピントも合いにくくなります。目の疲れは、目のピントを調整する毛様体筋が凝り固まって引き起こされます。すなわち、目の周りの血流を良くして凝りをほぐすとピントも合いやすくなるので、目が疲れている時は血流を良くするホットアイマスクを使用しても良いでしょう。
メリット④肩や首こりの予防になる
アイマスクやホットアイマスクで目を労ることは、結果的に肩こりや首こりの予防にも繋がります。疲れ目によって引き起こされる目の痛みや重さ、ぼやけなどの症状は大きなストレスになります。ストレスが原因で肩周りの筋肉がこわばると、凝りの症状となって現れる場合もあります。
目を休ませても疲れが取れず、肩こりや頭痛など体の不調を伴う場合は眼精疲労かもしれません。眼精疲労は目の症状だけでなく、全身に症状が及ぶため、疲れ目よりもさらに深刻です。
メリット⑤リラックスタイムをもたらす
アロマの香りが楽しめるアイマスクなど、癒しをもたらしてくれるアイマスクもあります。好きな音楽やヒーリングミュージックを流せるスピーカー機能を搭載したアイマスクやマッサージ機能を搭載したアイマスクで、リラックス状態へと導くことも可能です。蒸気で目元を温めるホットアイマスクやお肌に優しいストレスフリーのアイマスクも癒し効果が高いため、疲れた時にはおすすめです。
メリット⑥美容効果が期待できる
シルクのアイマスクのように、つけて寝るだけで目元ケアが叶う美容効果が期待できるアイマスクもあります。目の周りは皮膚が薄く、とてもデリケート。乾燥もしやすい場所なので、小じわ対策にはお手入れが欠かせません。シルクは他の素材に比べて水分を保持しやすく、乾燥対策にぴったりの素材です。
さらに、シルクの軽くてなめらかな肌触りは肌への摩擦も最小限に抑えます。通気性も良いので、毛穴詰まりなど肌トラブルの防止にも役立ちます。
また、目の下が青く見える青クマは血行不良が主な原因です。血行不良は時に目元のむくみも引き起こすため、青クマやむくみが目立つ時はホットアイマスクを取り入れても良いでしょう。
アイマスクをして寝るデメリット
健康面でも美容面でもメリットの多いアイマスクですが、購入を検討されている方はデメリットも知っておくことをおすすめします。
デメリット①締め付け感がある
アイマスクの中には、締め付け感や圧迫感のあるものがあります。窮屈さを感じるアイマスクをして寝るとストレスになり、睡眠の妨げにもなるので注意が必要です。かといって、ストラップがゆる過ぎると滑り落ちてくることも。自分にフィットする、快適なアイマスクを選ぶことが大切です。
デメリット②髪に跡が残る
アイマスクが髪を巻き込んで、変な癖がつくこともしばしば。前髪や耳周りの髪に癖がつくと、直すのに時間もかかって大変です。癖が強い方は特に跡が残りやすいので、ご注意ください。
また、素材や寝方によっては顔に跡が残る可能性もあります。外出中の仮眠時にアイマスクを使う場合は、跡が残りにくい素材をおすすめします。
デメリット③摩擦による刺激
アイマスクを着脱したり、ズレを直したりすると肌に摩擦が生じます。摩擦は長期間受け続けると肌に傷がついて、乾燥や肌荒れ、バリア機能の低下に繋がります。肌のバリア機能とは摩擦や紫外線、雑菌など外部の刺激から肌を保護し、肌内部の潤いを保つ働きのこと。
このバリア機能が低下した肌は外部からの刺激を受けやすく、炎症や肌荒れが起こりやすくなります。アイマスクは肌に直接触れるものだから、摩擦の小さい素材を選ぶと肌への負担を減らせます。
デメリット④低温やけどのリスク
ホットアイマスクをして寝る場合は、低温やけどにも注意が必要です。通常、低音やけどは44~50℃前後のものに皮膚が数分~数時間触れ続けることで起こると言われていますが、蒸気が出るホットアイマスクは約40度の暖かさが数十分持続する程度です。充電式だと50度以上まで上がるものもありますが、温度調節機能が付いています。正しい使用方法を守っていれば、そこまで心配する必要はないでしょう。
ただし、電子レンジで温めるホットアイマスクは過熱しすぎると危険です。やけどによる事故を防ぐためにも事前に説明書を一読し、使い方を守りましょう。少しでも異常を感じた時は、すぐに使用を中止してください。
寝る時に使うアイマスクの選び方
アイマスクには、様々な種類があります。目的や肌質に合ったアイテムを見極めるためにも、アイマスクを選ぶ際の注意ポイントもまとめました。
・快適さで選ぶ
アイマスクによる締め付け感や圧迫感はストレスになりますし、睡眠中にずれるのも不快です。フィットしないアイマスクをして寝ると寝心地も悪いので、ストラップの長さを調節できるタイプや長時間使用しても顔や耳が痛くならない形状や素材など、快適さにこだわって選びましょう。
・素材で選ぶ
アイマスクを購入する前にはどのような素材が使われているのかも、チェックしておきたいポイントです。目元の皮膚はとても薄く繊細なので、蒸れやすい素材は避けましょう。一晩中、つけて寝る方は特に肌のトラブルを防ぐためにも通気性の良い素材がおすすめです。
・機能で選ぶ
ただ目元を暗くするだけでなく、プラスアルファの効果を求める方はアイマスクの機能にもこだわってみてください。例えば、美容効果を期待するならシルクアイマスクやホットアイマスク、リラックス効果を期待するならアロマやマッサージ、スピーカー機能を搭載したアイマスクなど、機能面も重視して選ぶと睡眠時間を有効活用できます。
・使用する場所から選ぶ
自宅用のアイマスクであれば電子レンジで温めるタイプも使用できますが、外出用なら使い捨てが便利です。移動中の仮眠用であれば、髪型が崩れにくい耳にかけるタイプや跡がつきにくい素材を選んでも良いでしょう。
・コスパで選ぶ
使用頻度が高い方は、繰り返し使えるアイマスクがおすすめです。使い捨てタイプはしょっちゅう買い替えなくてはならないし、もったいないからといって使用頻度を下げるとせっかくの効果を存分に味わえません。
ただし、アイマスクは肌に直接触れるものなので、繰り返し使い続けるにしても衛生的に保つ必要があります。コスパも衛生面も重視するなら、ご自宅でお洗濯できるタイプを選ぶと安心です。
寝る時に使うなら、肌に優しいシルクのアイマスクがおすすめ
種類が多くてどれを選べば良いかわからないという方のために、シルクのアイマスクをご紹介させていただきます。シルクは肌触りの良いなめらかな素材で、デリケートな目元を優しく保護します。乾燥によるトラブルから肌を守ってくれるので、美容面からもおすすめできるアイマスクです。
ナイトウェアブランド「ココシルク」でもシルク100%のアイマスクを販売していますが、なめらかで心地よい肌触りが極上の眠りへと誘います。ご自宅でも洗えて衛生的に使えますし、調節可能なストラップで不快感も軽減。ご自宅でも移動中でも、快適な睡眠環境をすぐに整えることができます。
リーズナブルな価格で最高品質のシルクが味わえるとあって、コスパ重視の方にも選ばれています。どの商品を購入すべきか迷われている方は、ぜひ一度試してみてください。
おわりに
よく眠れていない、目が疲れている、小じわが増えたなど、様々な理由から愛用する人が増えているアイマスク。面倒な手間もなく、つけて寝るだけで健康的な毎日をサポートしてくれます。選び方次第ではデメリットも最小限に抑えることができるので、あなたにぴったりのアイマスクを見つけて、快適なリラックスタイムをお過ごしください。