【夏用パジャマの選び方】 快適な睡眠にはシルク生地がおすすめな理由
暑くて寝苦しい夏の夜。「布団に入ってもなかなか眠れない…。」「夜中に何度も目が覚めてしまう…。」など、睡眠にまつわる悩みをお持ちの方は、季節に合わないパジャマを着ているせいかもしれません。
暑い夜も朝までぐっすり眠って、疲れをしっかり取りたくないですか?今回は、夏のパジャマの選び方をご紹介します。
目次
夏に快眠を得るコツ
私たちの体は朝から夕方にかけて深部体温が上昇し、睡眠中は体温が下がって脳と体をしっかり休息させるようにできています。しかしながら、夏の夜は温度も湿度も高くなるので、深部体温が下がりにくく、睡眠の質も低下しがちです。
夏に快眠を得るには、温度と湿度の調節が大切です。眠りにつく前に深部体温を下げて、睡眠に適した環境を整えましょう。
快適な眠りをもたらす夏のパジャマの選び方
夏の夜はエアコンを使用すると同時に、暑苦しくないパジャマを着て、朝までぐっすりおやすみください。ここからは、失敗しない夏のパジャマの選び方をご紹介します。
・吸湿性と放湿性が高いパジャマを選ぶ
ジメジメ蒸し暑い日本の夏は、素早く湿気を吸い取ってくれる吸湿性の高いパジャマがおすすめです。特に汗をかいてもサラっとした肌触りを求める方は、吸湿性に優れた天然繊維のパジャマを選ぶと良いでしょう。ただし、いくら吸湿性だけ高くてもパジャマ内に湿気が溜まると蒸れてしまうので、湿気を放す放湿性にも優れた素材を選ぶとより快適に過ごせます。
・通気性に優れたパジャマを選ぶ
夏のパジャマ選びでは、通気性も重視したい要素のひとつです。通気性はパジャマを着たときの体感温度に影響を与えるため、通気性の悪いパジャマを着て寝ると暑苦しさで寝つきが悪くなったり、不快感で夜中に目が覚めたり、眠りが浅くなってしまいます。睡眠の質も低下して、疲れが完全にとれません。通気性が良いパジャマは暑苦しさを和らげてくれるので、熟睡できる分、疲れもしっかり取ることができます。
なお、通気性にこだわる方には前開きパジャマのように風通しの良いデザインがおすすめです。前開きタイプはボタンとボタンの間にある隙間から熱を逃してくれるので、蒸れにくくなります。夏はTシャツを着て寝ている方もいるかもしれませんが、かぶるタイプのパジャマは熱がこもりがちです。かぶりタイプのパジャマを着て寝る場合は、通気性の良い素材を選びましょう。
・着心地が良いパジャマを選ぶ
夏のパジャマを選ぶ時は、着心地も重視したいポイントです。重い生地は暑苦しいうえに、肌にベタッと貼り付いて余計に汗をかきやすくなります。軽いタッチのパジャマは着心地が良いだけでなく、寝返りも打ちやすくなります。
寝返りには血流を促す役割があり、体にとっては大事な動作です。寝返りを打つと布団の中も換気されて深部体温も下がるので、睡眠の質も上がります。
・涼しく感じる袖丈を選ぶ
真夏のパジャマ選びでは、自分に合ったデザインを選ぶことも大切です。夏場の快適に眠れる室温は25℃前後と言われていますが、温度の感じ方には個人差があります。お風呂上がりや寝る前にいくらエアコンをつけても涼しく感じられない暑がりさんは、半袖のパジャマを選ぶと快適に過ごせるでしょう。一方、冷房による冷えを感じやすい寒がりさんは、長袖長ズボンのパジャマで体を冷やし過ぎないようにしましょう。
・襟付きパジャマを選ぶ
夏は涼を取ることに気を取られがちですが、首元だけは冷やしすぎないよう注意が必要です。といいますのも、首元や手首・足首には太い血管が通っていて、冷やしすぎると血流が悪くなり、さまざまな不調を引き起こします。エアコンで快適な室温を保ちつつ、襟付きパジャマで首元を冷えから守りましょう。ただし、冷えよりも暑さが気になる方は、襟なしパジャマを着用するなど、体調や体質に適した形状を選んで調節してください。
夏のパジャマに使われている主な素材
夏のパジャマに使われている主な素材はコットン・リネン・シルクの3種類です。快適な夜を過ごすためにも、素材ごとの特徴や肌触りを理解しておきましょう。
・コットン(綿)
コットンは、アオイ科ワタ属に属する多年草「ワタ」から取れる植物繊維です。ふんわりとした肌触りが特徴で、なめらかな風合いを楽しむことができます。吸水性にも優れていて水分をよく吸収するため、タオルやTシャツに多く使われている素材です。
通気性にも優れていて蒸れにくく、インナーや肌着などにも多く用いられています。耐久性も高くお手入れがしやすいというメリットもあり、パジャマを清潔に保ちたい方にも適しています。熱伝導率も低い素材で、季節を問わず活躍します。
・リネン(麻)
リネンは、亜麻科の植物であるフラックスから取れる植物繊維です。サラッとしていて清涼感があり、夏もの衣類に人気の素材です。コットン同様、吸水性にも優れていて、汗をかいてもベタつきません。着心地だけでなく、見た目も涼しげな印象を与えます。
リネンは丈夫な素材で、長く使えるというメリットもあります。汚れが染みにくいうえに落としやすく、パジャマを清潔に保つことも可能です。乾きも早いのですが、お洗濯をするとシワになりやすいというデメリットもあります。
・シルク(絹)
シルクは蚕の繭から取れる動物繊維で、人間と同じタンパク質からできています。ツルツルとした肌触りと上品な光沢が特徴で、柔らかく軽い素材です。肌に触れるとひんやりする感覚があるので、蒸し暑い季節にも適しています。
吸湿性・放湿性にも優れた素材で、汗をかいても蒸れにくく、サラッとした着心地が続きます。熱伝導率も低いため、夏は涼しく冬は暖かく年間を通じて快適です。生地の表面が滑らかで摩擦が起きにくいというメリットもあり、肌への負担が少ないことも人気の理由です。
夏におすすめしないパジャマ
機能性が充実した天然繊維は、蒸し暑い夏の夜もべたつかず快適に過ごせます。一方、ポリエステルやナイロンなど石油系を原料とする化学繊維は天然繊維に比べて吸湿性や通気性が低く、熱が内にこもって蒸れやすいというデメリットがあります。化学繊維の占める割合が増えれば増えるほど暑苦しく感じられ、不快感で夜中に何度も目が覚めてしまうなんてことも…。
ただでさえ寝苦しい時期なのに、十分な睡眠が取れないと疲労も回復せず、夏バテになってしまいます。化学繊維は安価で購入できる、摩耗に強いといったメリットもありますが、身体のことを考えるなら天然繊維でできたパジャマを選びましょう。
夏に快適な眠りを求めるならシルクパジャマがおすすめ!
蒸れにくさや軽さを重視する方には、シルク素材のパジャマがおすすめです。シルクは天然繊維の中でも特に吸湿性に優れた素材で、綿の1.3〜1.5倍の吸水性があります。汗をかいたまま寝ていると寝汗が冷えて風邪を引きやすくなりますし、ベタつきによる不快感で眠りも浅くなりがちです。シルクパジャマは汗をかいてもベタつきにくいので、不快感によって目が覚めることも少ないでしょう。
生地に触れた瞬間はひんやりするものの保温性も高い素材で、暑さや寒さの影響を受けにくいという性質も備えています。摩擦も起きにくい繊維で、寝返りの邪魔をしません。夏場の睡眠不足解消にも役立つ寝具で、夏バテしやすい方にも最適です。
蒸し暑い夏はシルクのパジャマで乗り切ろう!
蒸し暑い夏の夜を爽やかに過ごすには、機能性とデザインを重視して、着心地のよいパジャマを選びましょう。特に前開きのシルクパジャマは、寝苦しい夏の夜を過ごしやすくしてくれる神アイテムです。夏に疲れが溜まりやすい方はシルクのパジャマに着替えて、朝までぐっすりおやすみください。
現在、ココシルクでは夏の夜にぴったりのシルクパジャマを販売中です。通気性が良い前開きタイプのパジャマで、半袖も長袖もご用意しております。寝返りも打ちやすく、睡眠の質を落とさないので、健康を第一に考えている方にもおすすめです。
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